2016年8月13日
またバリ島に来ることが出来てすごく嬉しい。
朝の散歩に出掛けて周りの景色を眺める。
地面や草の匂いが微かに鼻から伝わり、
だんだんと汗ばんでくる程よい暑さや、
僕にとって初めてみる光景は原色の世界。
空のグラデーションも雲の動く速度も、
日常の世界のものとは全く違うものでした。
今ここに僕が存在しているのが不思議な事。
人間は生まれて来た時代と、
生まれて来た場所でしか生きる術を知らない。
そういう言葉を聞いたことがあります。
本当にそうでしょうか?
海への道
ホテル フリバリエコービーチから海への道。
右側は大型ホテルが建設中です。
その防護壁にはアートなペイントが。
壁があると何かを表現したり発信をするのは、
世界共通のようです。
あなたの心に壁があったとしたら、
あなたはどうしますか?
その壁を壊すには心の声に従う事です。
日常の風景
バリ島の人は気さくに笑顔で話しかけて来ます。
日本語も上手な人も多いので心配はないです。
挨拶に始まり観光案内やバイクのレンタル、
夜のスポットの案内に刺激的なものなど、
相手が興味のありそうな物を、
次から次へとプレゼンしてきます。
日本人に必要なのはハッキリと相手に、
「NO!」と言える優しさだと思います。
相手に期待を持たせずに断る思いやり。
そのほうが相手の落胆の度合いも低いし、
自分を即座に解放する事が出来ます。
インドネシア語では「NO」を tidak ティダ
「大丈夫」を tidak apa-apa ティダ アパアパ
状況によって使い分けて伝えて、
時には強く言った方が良いと思います。
空の向こうから
バリ島の空と地面の割合は9対1だと思います。
地上にいる人間の行いの影響を受けなくて、
空の雲が自由で安心しているように感じます。
もしかして自然というのは地上を観察していて、
作物が成長するように雨を降らせたり、
人間が悪さをすると雷を轟かせて警告を促し、
洪水や日照り地震を起こして改めて人間は、
信仰という太古の昔からある感情を思い出して、
地球を尊敬して感謝をする心を持つ事、
子孫や後世に伝えていく事の大切さを、
朝には太陽が世界を鮮やかに色づかせ、
無限のような星が輝いて夜空を覆い尽くし、
人間の無力さや命の儚さと、
命とは次に繋げるバトンタッチという事を、
あなたに教えているかもしれません。
バイクという翼
この時はまだバイクをレンタルする勇気がなくて、
徒歩で街を散策していましたがやっぱり疲れます。
引き返そうか先に進んでみようかと悩みます。
両替所とコンビニを見つける事が出来れば、
ひとまず安心です。
バリ島の交通手段はバイクが主役なので、
バイクをレンタルする事をオススメします。
今はバリ島で免許を取得しないと、
バイクや車を運転できませんので、
「バリレンタルバイク」というサイトで、
免許の取得サポートをしていますので参考に、
僕もそこで免許を取得しました。
レンタル料金は排気量にもよりますが、
今では1日、800円〜1100円が相場です。
僕も初めてバイクをレンタルして、
街を走った時は緊張しました。
初めはすぐそこまで走ってUターンをする、
それの繰り返しで少しずつ距離を伸ばして、
雰囲気とか交通ルール?に慣れていき、
スマホのナビで遠くまで行ける様になりました。
バイクでバリ島を走れる様になると、
解放感がムチャクチャハンパないです!
バリ島の景色を観ながらバイクで走っていて、
「僕は自由だ!!!」と叫んだくらいです。
それに行動範囲が無限に広がりました。
スマホで調べた観光名所や、
美味しそうな食べ物がある所へ、
自由に行けるし、いつでも行ける、
ガイドや同行者に気を使う事もない。
旅は一人旅の方がたくさんの、
学ぶ事や得る事があると僕は思います。
人生に必要なのは、
勇気とスマホと少しのお金。
心に従う
ノーヘル、サングラス、3人乗りにボード横積み!
カッコいいです!素直に僕はそう思います!
欧米人はバリ島で人生を謳歌しています。
国家に縛られる事はなく、
自分の心を満たすものが何かを知っていて、
高価な外車や豪邸を望まずに、
ただ目の前に存在する地球の営みと、
リンクする事での時間が止まる様な、
いや実際に止まっているその瞬間の、
眼に映る光景は誰にも教えたくはない、
儚い命の終焉の瞬間の輝きだから。
自分の存在
ゴミ箱を頭にかぶってヘルメットの代わりに?
それともジョーク?
どっちでもいいじゃない面白ければ。
これがバリ島の日常の光景なのだから。
未来を恐れずに過去を悔やまず、
今を生きているバリ島の人々。
それは死を受け入れて死を覚悟をしている証、
物事の対極にある存在に目を背けないで、
変化と進化を続ける日常に、
自分の固定観念の無意味さと、
自分が退くタイミングを知っているから。
ボードライダーズ
エコービーチの入り口にあるサーフショップ、
ボードライダーズです。
隣にはカフェがあり夜は賑やかそうです。
前にはお土産屋さんがずらりと並んでます。
カメラの反応
ゴープロで撮影しながら歩いていると、
陽気な欧米人が手を振って来ました。
他の人も気軽に手を振ってきたり、
カメラに映りに来たりします。
バリ島の若い女の子もカメラに映りたそうで、
恥ずかしながら近づいてきます。
どちらも遠慮する事なく自分の存在を、
カメラにアピールしてきます。
僕が思うには両者とも、
自己肯定感が強い?普通なんでしょう。
日本だと撮影の邪魔をしてはいけないと思い、
顔を背けて下を向いて遠巻きに通り過ぎます。
日本人は同じ枠の中で時間を共にしないと感じ、
まるで電車の中と同じように壁を作ります。
欧米人は同じ時間を共に過ごしている連帯感と、
ここで出会った奇跡を大事にしています。
僕は海外に旅行をして、
自分がどれだけ恥ずかしい人間なのかを、
どれだけ他人に冷たい人間なのかを、
思い知らされました。
エコービーチ
エコービーチの海が見えて来ました。
両側にはバイクがぎっしりと並んでいて、
多くのサーファーが行ったり来たりしています。
サーファー同士でする波の話は、
飽きる事も尽きる事がないです。
世界中の人が波に乗るという行為を、
同じプロセスを経て今に至るまで、
同じような経験や悔しい思いをして、
時を重ねて色々と試行錯誤をして、
今こうして世界中のサーファーが訪れる、
素晴らしい波があるこのバリ島で出会えた。
それは皆さんが自然と波と共鳴できた証拠です。
お金では買えないかけがえのない思い出を、
心のコップを満たす生き方を、
探し続けた努力が報われたのだと思います。
ワルンからの眺め
歩き疲れてお腹が空いたので、
ワルンで食事をして休憩しました。
定番のナシゴレンを食べて、
ビンタンビールを飲んで、
ボ〜ッと海を眺めます。
世界中どこに行っても空と雲はあるし、
海は青く波もあります。
どこでサーフィンしても一緒じゃん、
と思ってしまうけど、
でも何かが違うんですよ。
どれだけ好きか、
どこまで出来るか、
いつまで出来るかを、
僕を試すためにバリ島の神が、
ここに呼んだのだと僕は感じます。
レストラン
ここは確かホテルの前にあったレストランです。
薄暗いですが奥の方には団体客で賑わっています。
席にはキャンドルの火がゆらめき、
天井にはホタルのような小さい照明が灯り、
僕の好きな隠れ家のような雰囲気を出しています。
僕はビールを飲んでポークステーキを食べて、
今日の出来事を思い出しながら、
今日一日が無事に過ごせたことに感謝をして、
明日はどんな出会いが待っているのか、
どんな出来事が起こるのか、
期待と不安が混じった感情?
ワクワクドキドキ感を楽しみつつ、
今日の旅を終えます。